【特別インタビュー】元給食調理師のニンニクを使わない餃子

2022年7月2日に開催されたTENT成瀬主催の「ツナガルナルセ×ビアガーデン」。長蛇の列の先には、「ニンニク不使用」の餃子がありました。TENT成瀬のシェアキッチン会員でもある調理師の高橋典恵さんに、人気の秘訣を聞きました。

7月のツナガルナルセ ビアガーデン 様子

7月の「ツナガルナルセ×ビアガーデン」の様子

東京都町田市成瀬にお住まいの高橋さんは、市内の小学校で30年以上、第一線で給食を作ってきた調理師です。

イベントでは、餃子のほか、絶品のポテトサラダやオイキムチも販売。

JA町田で朝一番に仕入れた新鮮な地元の野菜をふんだんに使っていました。

ニンニクを使わない満州餃子

TENT成瀬で販売された餃子

イベントで大盛況だった餃子

一番人気だったのは、ニンニクを使わない満州流の餃子。

高橋さんによると、満州の餃子には生姜が使われることが多く、ニンニクは使われません。

また、日本の餃子はキャベツを混ぜるのが一般的ですが、満州では白菜の漬物を刻んで入れます。

漬物にすることにより、白菜の旨味が贅沢に詰まった餃子を楽しむことができます。

実際に食べたお客さんの反応がこちら。

  • 「よくある『ニンニクがガツンと来る』タイプではなく、あんに使われている食材ひとつひとつに旨みを感じられて、噛めば噛むほど肉汁があふれていた」
  • 「皮がモチモチしていて、ひと口サイズでありながらも満足感のある餃子だった」

ニンニクを使わない餃子のルーツ

餃子を作っている高橋さん

ニンニクを使わない餃子を作っている高橋さん

お話を伺うと、この「ニンニク不使用」の餃子は、高橋さんが幼い頃から食べてきた家庭料理にルーツがありました。

開拓団として満州に派遣された高橋さんの祖母は、大の料理好きで、現地の人と交流する中で中国料理を教わりました。

その1つに、ニンニクを使わない満州流の餃子があり、孫の高橋さんはそのレシピを受け継いだのです。

幼い頃から祖母に料理を教わった高橋さんは、中国料理のフルコースを作ることができるほど腕を上げました。

「自分のお店を開きたい」

小学校の調理師を定年退職してから、高橋さんは新たに自分のお店を開く夢を叶えるため、奔走しています。

現在は、TENT成瀬のシェアキッチンで、お客さんの反応を見ながら調理とテスト販売をしています。

  • 高橋さん「店を作ってから実験するわけにはいかないですからね。自分の分だけ作って(味に)満足しているのと、やっぱりお客さんに入っていただいて反応を見るのとでは随分違うなと感じていて、いい練習をさせていただいています」

ビアガーデンだけでなく、「ツナガルナルセ×青空市」など、多くの来場者がいるイベントで出店できるため、新たにお店を開きたい人が腕試しをするシェアキッチンとして〈TENT成瀬〉が選ばれています。

9月に新店舗開業

自慢の餃子のほかに、肉まんやお惣菜が買える新店舗を9月23日にオープン予定です。

TENT成瀬で販売した肉まん

しっとりとした食感が自慢の肉まん。小学校の給食で子供たちに出したこともあるメニューです

食材にもこだわり、旬の野菜や、産みたての卵を使った料理も提供。

テイクアウトがメインで、店内でのイートインも可。

ご家庭で、本格派の満州餃子はいかがでしょうか。

新店舗はこちら↓

  • 店舗名:のり’sキッチン(9月23日に開業予定)
  • 小田急相模原駅南口徒歩3分
  • 神奈川県座間市相模が丘5-1-25南海ビル1階
  • 営業時間[テイクアウト]11:00〜19:00[イートイン]17:00〜21:00
  • 営業日 日曜定休
  • [テイクアウト]餃子 肉まん 惣菜 弁当 [イートイン]餃子 中華系料理 家庭料理 ほか
  • Instagram: @gyouzaya_nori

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地域とつながるイベント「ツナガルナルセ」は毎月、第1土曜日に定期開催中。

次回は 8月6日(土)16:00〜20:00「ツナガルナルセ × ユウスズミ

町田のおいしい食べ物や、楽しいショーをご用意。子供から大人まで楽しめます。

詳しくはTENT成瀬ホームページのイベントカレンダーをご覧ください。

取材・編集:川名礼央 写真提供:高橋典恵

>TENT成瀬

TENT成瀬

〒194-0045 東京都町田市南成瀬1-2-1 成瀬駅前ハイツ2号棟102 042-785-4541  受付営業時間:平日9:00-20:00 土日祝9:00-16:00 (GW、お盆、年末年始はお休みさせていただく場合がございます)